ホースマンjrについて

ホースマンと、ホースマンjrの頭部、手が出来上がりました!

 

当社の救助訓練用人形のラインナップは、今のところ、この二種類のみですが、頭部や鼻、手など、すべて成人用、子供用と分けて製作しています。

 

 

この写真では伝わりにくいかもしれませんが、身長130㌢のホースマンjrはとても可愛く、愛らしさを感じる佇まいをしています。そして、当社としては、このホースマンjrも、ホースマンと同様に広く普及できれば、と考えています。

その理由の一つは、成人の要救助者を想定した訓練を実施する場合、ダミーがなかったとしても生体の要救助者役を配置すれば事足りますが、子供の要救助者を想定する場合、生体で実施する、ということができないからです。

一般的に、子供は大人より体重も軽く、体も小さいため、救出は比較的容易だと思われ、わざわざ訓練する必要性はあまり感じられないかもしれません。しかし、実際に子供サイズのダミーを使った訓練をしないと気付けない事、習得できない事が、きっとあるのではないかと思います。
例えば、火災検索活動などの無視界状態では、体の小さい子供ほど発見が難しくなり、成人の場合とは異なる検索技術が求められるのではないかと思います。また、「命の尊さ」に年齢や職業、性別などで違いはないと思っていますが、子供の命だけはやはり特別だと思いますし、誰の子供だとしても何としてでも守りたい、そのための準備を怠ってはいけない、という気持ちもあるからです。

私も消防職員として在職中だった頃、何度か子供が犠牲になった現場に立ち会ったことがあります。そのような現場で、手が尽くせない、どうしようもできない状況を除き、事前にダミーを使って十分に訓練できていた時、できていなかった時では、救出にあたられた隊員の方の心の傷、トラウマの大きさにも、かなり差が出るのではないかと思います。

そのような隊員の方々のトラウマ、心の傷を軽減するためにも、ホースマンjrについても広く普及したいという思いがあり、僅かばかりではありますが、価格をホースマンよりお安く提供させていただいております。ぜひご検討いただけたらと思います。

ちなみに、私の小学2年生になる長男をモデルに、このホースマンjrを製作しております。鼻はこんなに高くないですが(笑)

※「ホースマンBaby」も現在開発中です。

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